保健医療学部・付帯教育

保健医療学部について

​鍼灸学科と柔道整復学科はそれぞれどのような資格が取れますか?

鍼灸学科を卒業すると、はり師ときゅう師(合わせて鍼灸師と呼びます)の国家試験の受験資格が得られます。柔道整復学科を卒業すると、柔道整復師の国家試験受験資格が得られます。また、付帯教育のアスレティックトレーナーコース、 健康運動実践指導者コースを受講し、日本スポーツ協会公認資格(アスレティックトレーナー・スポーツプログラマー・スポーツリーダー)および健康体力づくり事業財団 健康運動実践指導者の受験資格を目指すことも出来ます。

大学で勉強する中で、特に大変な科目は何ですか?

【鍼灸学科】ツボの勉強をする経穴学、高校までなじみの薄い東洋思想に関する東洋医学概論などの鍼灸学関係の専門科目、西洋医学の基礎、生理学、解剖学、臨床医学など、どれをとっても、覚えなければならない専門用語が非常に多く、どの科目も大変になるかと思います。強いて言うなら、3、4年生になってからの国家試験対策科目の総合医学演習に関する科目は、どの学生も単位を取得するのに大変な努力をしています。

【柔道整復学科】特に大変な科目というと悩みますが、入学して最初に大変だと感じるのは、解剖学と生理学じゃないかと思います。これは誰もがぶつかる壁です。解剖学では、ヒトの骨や筋肉、内臓などの構造(つくりや形)のことを学びます。生理学では、それら筋肉や内臓がどのようにして動いているかについて学びます。解剖学と生理学は、「ヒトの身体はどんなものか」を知る説明書のようなものです。新しいことを始めるときや新しい機械を使うときは、まず説明書を読みますよね?それと一緒です。医療を学ぶ最初に、まずヒトの説明書を勉強するのです。ただこの説明書が、はじめて知る言葉ばかりで皆さんびっくりしてしまいます。でも大丈夫です。ちゃんと講義に出席して勉強をすすめれば、知識はしっかり身につきます。入学したら積極的に教員に質問をして学びを進めてもらえればと思います。

保健医療学部 共通付帯教育について

スポーツトレーナーで活躍しているのは鍼灸師と柔道整復師どちらが多いですか?

日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格保有者は、柔道整復師に比べ鍼灸師の数の方が多いです。

​卒業後スポーツの現場でトレーナーとして働きたいと考えているのですが鍼灸学科と柔道整復学科ではどちらの方が有利ですか?

両資格とも国が認める国家資格であり、スポーツ現場で活躍するトレーナーにとって大変魅力的な資格(技術)です。

あなたがスポーツ業界でどんな場所でどんな人をどんな形でサポートしたいかを、個別面談にて各学科の先生にお話しし、活躍の場を尋ねてみることをお勧めします。

スポーツの現場で働く場合、付帯教育のアスレティックトレーナー(AT)コースを取るのは必須ですか?

ATには国家資格が存在していませんので必須ではありません。その為、スポーツの現場で働く人全員が必ずしも日本スポーツ協会公認ATの資格を取得しているわけではありませんが、スポーツ界で活動している人の多くが、現場で広く認知されてる日本スポーツ協会公認ATの資格を持って活動しているのが現状です。

ATコースは、どれくらいの生徒が受講していますか?

学年によって異なりますが、鍼灸学科1年次では約6割の人が、柔道整復学科1年次では約4割の人が受講しています。

​ATコースは途中で辞めることは可能ですか?

付帯教育ですので途中で辞めることは可能です。

トレーニングルームはありますか?

あります。学生がトレーニング施設として利用するのではなく、ATおよび健康運動実践指導者コースの学生が講義で利用しています。